橋幸夫

ビクター SV-248 / 1965
あの娘と僕(スイム・スイム・スイム)(2:53) 作詞:佐伯孝夫 作曲:吉田正 編曲:吉田正
涙の小窓(3:48) 作詞:佐伯孝夫 作曲:吉田正 編曲:吉田正
だいたい、このテのネタで橋幸夫とか三田明とかを出すのは反則だと思ってたんだけど、これはちょっと別格なような気がして(笑)
よく言えば、シンプル・・・ぶっちゃけた話が安直な風合のこのジャケ。軽快でヤングなものになるはずだったポップ加減も、タイトルのフォントと橋幸夫のえもいわれぬ笑顔で、すっかり和風の落ち着きを感じさせる仕上がりとなってしまった(いや、当時はネライ通りだったのかもしれないが)。その笑顔は、すでに気がついた方もおられるでしょうが、ロンドンブーツのあいつに酷似さえしている。しかも微妙に目線をはずしているのが、またニクイ。
いかにも海水浴の日本人・・・言うなれば“カッパ族”といったスタイル。意外にも筋骨たくましいボディだなあと感心してたら、もっと意外なことに気づいてしまった。私は橋幸夫は角刈りだと思ってたんだけど、これ、よく見たら違うんだよね。アイパーでピシッとしてるんだ。しかも前髪は両サイドから上げて巻き込んでいる。リーゼントだ。なんだかカッコよく思えてきたぞ。21世紀の若者の夏を暗示しているかのようだ。若者よ、タオルをかけよ! 思えば、矢沢の永ちゃんも、元気が一番アントニオ猪木も、首タオルだったではないか!
それから、ちょっと不気味な謎がひとつ。画像ではわかりにくいんだが、橋の右肩部分(画面向って左側)、首からかかっているタオルの外側が、実は実写ではなくイラストで描かれている。これは一体どういうことなんだろうか?
このジャケは見開きジャケで、片面は東レの水着(新製品“ピチ”)の広告になっている。おそらくタイアップだったんだろうね。
(010501)
Victor SV-6415 / 1978
股旅'78(4:03) 作詞:阿久悠 作曲:井上忠夫 編曲:高田弘
さすらいびとの数え唄(5:05) 作詞:阿久悠 作曲:井上忠夫 編曲:高田弘
これは…なんというか…かなりの問題作かもしれない。
1978年の東京に、ふるさとを後に上京してきた男の歌で、西部劇のようなアレンジにノって、橋が軽快に歌いますが、途中、
♪ナインティーンセブンティエイト TOKYO JAPAN 合羽 長脇差 三度笠×3
♪ナインティーンセブンティエイト TOKYO JAPAN やけにつっぱる奴が行く×3
と謎の女性コーラスが入ります。
展開上ここはサビのはずですが、橋は歌っていません。コーラス最後のアアーのところでやっとかぶってきます。
あっけにとられていると、唐突にハンドクラッピンの合いの手が…。
全体的に、かなりマニアックな作りになっています。